弘前もだいぶ温かくなってきて過ごしやすい季節になってきたなーと思います。
先月あたりからイタリアワインを増やしているのですが、1月くらいから気分で書いているブルゴーニュに関してのこと。中途半端になっていたので続きを書こうかなと思います。
Chambolle-Musigny(シャンボール ミュジニー)
ブルゴーニュで「最も女性的」と表現されるAOCですね。日本でも非常に人気の高いエリアだと思います。
場所は北はモレ・サン・ドニ、南はヴェージョに挟まれたところに位置し、人口が300強の小さな村です。ブドウ畑はグランクリュ 、プルミエクリュ なども含めて約180ha。生産者も20名に満たないくらいです。
畑を拡大することもない為、全体的水準が高い高品質なワインを生み出し出します。
最大の魅力は華やかで愛らしい香りとシルクのように滑らかな飲み心地。ブルゴーニュで最も女性的と言われる優美で可憐な味わいです。
ワインのスタイル
ワインのスタイルを決定づける大きな要因の一つは石灰岩を基盤とする土壌。ワインに力強さを与えてくれる粘土質に対して、石灰質が多い土壌はミネラルを豊富に含んでいる為、ブドウに繊細さやフィネスを与えてくれます。
二つ目は標高の高さ。シャンボールミュジニーの畑は丘陵地の斜面に位置している為、比較的標高が高く、ぶどうの熟成を過度に進ませることなく酸を保った状態で収穫することが可能。
その豊富なミネラルと酸がシャンボールミュジニー の繊細で優美な印象を決定づけています。