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ピノ・ノワール / Pinot Noir

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本日はピノ・ノワール(Pinot Noir)についてのブログになります!!

ピノ・ノワール。世界のワインラヴァーを魅了するブドウ品種の一つですね。ロマネ・コンティもこのブドウ品種で作られています。今日はピノ・ノワールについて少し掘り下げたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ピノ・ノワールとは


フランス、ブルゴーニュ原産の黒ブドウ品種と言われております。4世紀頃にはすでにブルゴーニュで栽培されていたと言われております。

ピノ(Pinot)またピニュー(Pineau)と呼ばれ始める前は、モリヨン(Morillon)、ノイリエン(Noirien)、オーヴェナート(Auvenat)と呼ばれていました。

ピノ・ノワールという言葉が著名な著者の文献に出てくる様になったのは19世紀くらいから(13世紀あたりに初めて出てくる)です。

現在はヨーロッパ諸国、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなど世界的に栽培面積が広がっています。

 

特徴


ピノ・ノワールはしばしばボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンと比較されます。

カベルネ・ソーヴィニヨンは黒く濃い色合いを持ち、タンニンが豊富なワインが作られる傾向があります。

一方、ピノ・ノワールは色合いが淡く、タンニンが優しい、酸度の高いワインとなる傾向にあります。カベルネ・ソーヴィニヨンの方が長期熟成できるというイメージがありますが、ピノ・ノワールの素晴らしい品質、醸造法で作られたものは長年の熟成に耐えうる最高級のワインとなります。

ピノ・ノワールは単一品種で作られる事が多く、ニューワールドや南フランス、シャンパーニュ地方以外などでブレンドされることは稀です。

繊細な香り、風味、味わいがピノ・ノワールの特徴とされているので、スティルワインとして他ブドウ品種と混合される事が少ないみたいです。

さらに暖かすぎる気候の場合は酸が下がりすぎたり、ブドウの皮が非常に薄いため、病害などにも大変弱い品種です。その様なことから栽培する事が大変難しいとされています。

また、石灰質と粘土質がバランスよくブレンドしている土壌である事が重要と言われています。

 

香り


ピノ・ノワールの特徴の香りは赤く小さな果実です。サクランボやイチゴ、ラズベリーといった香りが特徴的であり、スミレなどの香りも呈します。

熟成を経ると、なめし皮を思わせる動物的な香りを放ち、紅茶や下草などの香りも出てきます。

タンニンが柔らかいため、飲み口は大変なめらかですが、程よいタンニンと酸味が果実味を引き締めます。

 

醸造


醸造法によってスタイルを大きく変化させらる品種として知られています。ピノ・ノワールは単にが少ないことから、除梗をしない全房発酵が用いられる事があります。

酸度が下がり、さらに雑味が出るリスクがありますが、複雑性が生まれ他にはないユニークな味わいになります。

有名なドメーヌなどは全房発酵を取り入れており、ヴィンテージによってその比率を変化させている様です。

ピノ・ノワールは繊細な飲み口と香りが重要になる為、含まれている香りの成分を揮発させすぎないために低温で仕込まれるのが一般的です。

味わいに複雑性を出すためにピシャージュと呼ばれる、果汁に果皮と種子の成分を抽出する作業が多く行われますが、近年の傾向ではピシャージュをし過ぎない洗練された味わいを目指す生産者が増加しています。

 

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